時計の電池交換/TAG HEUER 973.006
2013.11.7お預かりのTAG HEUER 973.006電池交換メンテナンスです。
「1コマ短く」 もご依頼です。
その前にガラスの曇が気になりますが、これは洗浄で綺麗になるでしょう。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。これならコマは外さなくても微調整位置2つ詰めでOKです。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
弓環やラグ部の汚れもチェックします。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。目盛リングがありませんが洗浄機の底か?
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックしますが・・・
じぇじぇ!この粉は液漏れ。電池の裏側もチェックしますが、これはこの電池が液漏れした訳ではなく、前回、液漏れ状態のまま電池交換されております。
分解修理しないなら無理に拭いたりしない方が安全という発想となります。
絶縁フィルム自体もパリパリで粉状になりそう。絶縁フィルムしたも粉だらけですから、これは拭き取るしかありません。
絶縁フィルムは交換。これが以外に高数百円もします。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
目盛リングを探して。接着剤が劣化しております。
弓環も洗浄して綺麗になりました。微調整位置を詰めてから。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。