時計の電池交換/TAG HEUER CG-1110-0

2014.10.31お預かりのTAG HEUER CG-1110-0電池交換メンテナンスです。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

ブレスの汚れもチェックして。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。インデックスや針の夜光が変色しているのは浸水で夜光が変色したものです。ここまでになるとムーブメントもかなり湿気でやられております。

ケースの内側もチェックして。

目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。

裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。

竜頭パイプの黒い帯はゴムパッキンが溶けている証拠ですが。これが浸水の原因か?
修復するには「竜頭交換」しかありませんが。
そこまで費用を掛けるなら「分解修理」もとなると50.000円は超えるでしょう。

裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水チェックでは異常なし。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

ゼロ位置合わせを行って・・・・。

針がピンぼけているのは高速で回転しているからですが。
ゼロ位置合わせをと、プッシュボタンを押したら止まらなくなりました。
おそらくムーブメント側のプッシュボタンが当たるレバーが折れたのでしょう。

これがプッシュボタンが当たるレバーですが浮いておりますが、正常側。

こちら押し込まれたままです。本来は押し込んでもバネで戻らないといけません。
これをピンセットの先で戻すとレバーが何処かへ飛んでいきました・・・。
もう限界であった様です。夜光の変色が金属部分なら腐食を促しております。

レバーが無くなったのでゼロ位置合わせは不可。よってピンセットで針を摘まんでゼロ位置合へ。

時計の動作には問題無さそうで一安心。

ブレスも洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ストップウォッチは使えない時計として頂きましょう。これを修理となると分解修理扱いです。

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