時計の電池交換/TAG HEUER S95.213K

2015.9.17お預かりのTAG HEUER S95.213K電池交換メンテナンスです。
かしめ修理もご依頼ですが、以前にもかしめ修理でお預かり。

前回同様に「メールが戻ります」、つまり連絡が付きませんからこの場での
連絡になります。

今回は「夜光の塗り直し」もご依頼ですが、これは触れません。
分解修理のついでなら、修理センターさんで対応頂けますが
それだけに修理センターさんに送っても割高なのと納期も掛かります。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

コテコテの汚れとはこんな感じですが、これぞ洗浄効果で変わり映えを感じる汚れ。

ラグ部のバネ棒を外しますが、バネ棒が腐っております。

ラグ部の汚れもチェックして。

綿棒で拭いてみればこういう感じ。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。表はメッキ剥がれが大きく腐食で穴が空くのも時間の問題。また湿気も浸透し始めているのか、竜頭パッキンが溶けており。
防水機能は期待出来ない状態ですから「非防水」として使用するしかありません。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

裏蓋の裏側もチェックして。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも洗浄して綺麗になったところで、かしめ修理。ですが以前にもかしめており。
今回は外れた部分のみ、かしめ修理で残りは「接着剤補強」です。

接着剤補強完了。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

そして到着の数日後「水滴が入った」という事で。

2015.9.26再お預かり。

竜頭パッキンも限界を超えておりますが、竜頭の表面のメッキも限界かもしれません。

竜頭パッキンの都合もあり「竜頭交換」でお預かり。

ムーブメントを確認ですがサビは浮いておらず。

ムーブメント取り出しで一昼夜、湿気を乾燥させます。

ケースの内側もチェックしますが、大きな水滴が。この掲載URLで状態をご確認されていないということで。メールが戻る状態ですから当然の結果。
水が入ったと言われてもメールが戻るのではどうしようも無く無視を決め込んだら
メールの返信が初めて来ました。

前回のお預かりの時に「半コマ紛失」というご依頼内容もありました。
意味不明でありながら、メールの返事も来ないのでスルーで返送致しましたが。
返信が来るなら、対応しましょう。

端を外して。

金色の中古コマを足します。

コマ足し分、微調整位置を内側へ。
このまま修理センターさんへ「竜頭交換」で送ります。
本来は水入りなので要・分解修理ですが竜頭交換だけの対応は頂けるか?。
よちも問題は部品の入手が出来るかですね。

2015.10.9修理からあがってきまして「竜頭交換+防水テスト」のみの対応頂きました。

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