時計の電池交換/TAG HEUER WG-1220-KO
2016.3.14お預かりのTAG HEUER WG-1220-KO電池交換メンテナンスです。
かしめ修理と夜光入れもご依頼ですが。夜光入れは修理センターさんの作業になりますから分解修理のついでないと受付不可となります。
よって今回は「電池交換メンテナンス+かしめ修理」。
竜頭の動きをチェックして。
緩みというか既に外れております。
使用出来る状況ではありません。
微調整位置をチェックします。
バネ棒も洗浄します。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
夜光ですが湿気で変色して視認性も悪い。かといって針の夜光は落としてしまうと枠だけになり視認性が余計に悪くなる。そして突いて落としても綺麗にはならず見栄えが悪くなる。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックして。
かしめ修理ですが殆どのコマで緩んでいる。
反対側も同じ状況。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
文字盤の湿気も凄いですから、電池交換メンテナンスの前に動くのか?
電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
良く有るパターンは針は黒くなってもインデックスは白いまま。この時計の場合はインデックスまで変色しており視認性が割る過ぎる。
かといって改善には「文字盤・針の交換」ですがパーツは流通しておりませんから諦めるしかありません。
針だけならオメガのベンツ針なら装着可能ですが、秒針はTAG HEUERの物を利用して、費用は一万円を超えます。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋ネジは洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗に。
かしめ修理+接着剤補強完了。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス&かしめ修理完了です。