時計の電池交換/TAG HEUER WI1110
2015.8.4お預かりのTAG HEUER WI1110電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
革ベルトの幅が合っておりませんから捻れには注意が必要です。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ネジ込み竜頭が出たままですが、サビは無い様。
「竜頭回しが固い」というご依頼もですが、それは黒く見える部分。
それは汚れでは無く、パッキンが溶けたものですが。
このパッキンが溶けて接着剤のような役目をしているからで、
それは洗浄すれば解消されます。ただ
パッキンが溶けており、防水機能は更に期待出来ないでしょう。
これを直すには「竜頭交換」するしかなく費用は10.000円以上は掛かります。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。