時計の電池交換/TAG HEUER WK1112
2014.9.16お預かりのTAG HEUER WK1112カレンダーのズレの修正です。
カレンダーがずれているのではありませんが。「文字盤が回転しておりますので修理」というご依頼で電池交換はありますと。
微調整位置をチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
弓環の汚れもチェックします。
ラグ部の汚れも綺麗に。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。電池の交換は不要でしょう。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。文字盤を固定知する二本の足が衝撃か何かで折れたのでしょう。回転しておりますが、根本的に直すには「文字盤交換」ですが交換パーツは入手不可です。
修理センターさんに頼んで文字盤の足の修理も可能ですが。電池交換も無し・分解修理も無しでは送料も掛かりますから高く付く。
ケースの内側もチェックして。
ムーブメント側面の竜頭が刺さる穴。この位置とカレンダーの窓枠が一致する必要があります。
ブレスの洗浄を行います。
カレンダー付きムーブメントですから,文字盤を外してテープで固定するスペースがありません。よって厚い目の両面テープで「文字盤の縁とムーブメント側面・黒いスペーサー」に接触するように固定します。
はみ出すように貼ってありますから、その部分がケースにも触れて固定されるでしょう。
二箇所で留めれば、兎に角は回転しないでしょう。もっとも高温などになれば若干は回転してずれるかも知れません。
そうなった時はメーカーへ送って頂いて「文字盤交換」ですか。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け文字盤固定&メンテナンス完了です。
今回「カレンダーのズレ」のご依頼でしたが結果、文字盤を固定したのみです。
カレンダー機構そのものの不具合で修理となると分解修理も必須となり費用も20.000円くらいは掛かりますか。