メタルブレス(時計バンド)溶接修理/Audemars Piguet
2015.1.14お預かりのAudemars Piguet「溶接修理」のご依頼です。
申込フォームで「溶接修理・Audemars Piguet」とあっても、バックルの形状や壊れ具合が分からないので対応出来るかどうか返答さえ出来ません。
初めて見るモデルですがクォーツ?手巻き?
薄型の二針ですが巻けないのでクォーツでしょう。
バックルは両開きバックルですが。
なるほど、こうなっておりますか?
ここが離れて「溶接修理」のご依頼です。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋に「QURATZ」と書いてあります。
ブレスの修理なのでラグ部を外したいですが”ネジピン”。
ところがこのネジが固着しており。無理に触ってネジ山を潰しては
溶接修理に支障が出るでしょうから、そのままに。
となると「文字盤&ムーブ」を抜いておく必要があります。
修理に送る前に洗浄ですが、パッキンがあるので外しておきます。
これで洗浄の準備が出来ました。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
バックルも洗浄して綺麗になりました。
ブレスも洗浄しましたが、ラグ部のネジピンが回せず。このまま溶接修理に出します。
2015.1.23外注から戻って来まして、見事完修。
溶接修理部分ですが完璧。
ケースにパッキンを戻して。
裏蓋&ムーブメントを戻します。裏蓋にワンピース構造で収まっている為に
ムーブメント取り出しは行わず、ムーブメントは拝めませんでしたが。
ブレスは綺麗に問題無く締まります。
今回、ケースごとの洗浄になりましたから全体的にツヤが出て綺麗になりました。