BVLGARI 自動巻バックルの溶接修理
2017.8.24お預かりのBVLGARI 自動巻バックルの溶接修理です。
バックル部分が外れております。
本来はこの様に閉まります。
デザイン優先で僅かな範囲で固定されております。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ウレタン・バンドも同梱で交換もご依頼です。
先ずはラグ部ピンを外してみますが、かなり太いピンが装着されております。
この裏蓋はこちらでは開けることが出来ませんが、今回は裏蓋を開ける作業はありません。
ラグ部の汚れもチェックします。
ブレスは外して「溶接修理」に外注するために送ります。
重い自動巻時計を支えるウレタン・バンドですから分厚くて固いです。
取り替えてみますとジャストサイズ。
2017.9.6外注から戻って来ました。
流石といった仕上がり。
ウレタン・バンドの交換をご依頼ですから再度、メタルブレスは外します。
このピンの片方ですが、バックルが溶接離れするほどの力が掛かったせいか
湾曲しております。(写真では分からないレベルですが)
しかし太いだけに「たわむ」という事がなく、ラグ部に刺し通すには
かなりの力が必要です。勿論、ネジを回すにも力が必要となります。
ブレスを取り替え「溶接修理」完了です。