メタルブレス（時計バンド）ベルト修理/OMEGA Speedmaster

2014.7.3お預かりのOMEGA Speedmaster自動巻のブレス修理です。

4本届いたうちの1本。

自動巻ですが今回は洗浄ではなくベルト修理。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

反対側も。

ラグ部はパイプがケースに貼り付け（溶接）してあるのみでケースの裏側からネジ止めとかでは無い。

ブレス側ですがピンというか（ただの棒）が抜けており。

片方は切断されて残っている。

残った片方も引きの力で切断寸前。

ラグ部のパイプにも棒が残っておりますが叩き抜くしかありません。

簡単に抜けましたが、もし錆びていたら？それは返却するしか無かったでしょう。

ブレスに折れ込んでいた部分も叩き出します。

スチールの棒を差し込んで深さのチェック。

次にラグ部のパイプを通るかどうか？

棒を叩き込むのみですからネジも効いていないし、割りピンのようなくびれも無い。
強いて言えば打ち込んだ棒を、無理に波打たせて曲げてあるのでその摩擦のみ。

バンドを取り付け完了です。