時計の修理受付例/BUCHERER
BUCHERER分解掃除の依頼です。まだ明石に居た頃の写真が残っていましたので今頃の掲載です。竜頭にも”B"のマークがありますからオリジナル。
裏蓋は4本ネジ留め。良く裏蓋をみて・・・”K18"。どうりで重いはずだ。それにしても裏蓋の大きさの割にネジが小さ過ぎます。
バックルもオリジナル。裏蓋のネジを外しても裏蓋は開きません。ベルトを外して構造の確認。
何とバネ棒まで18K?ケースサイドを、じぃ〜〜っと見つめて分かりました。”はめ込みタイプ”です。
”はめ込みタイプ”でネジ留めの丁寧な作り。ですよね、あの細いネジ4本では持たないです。こういう構造になっています。
裏蓋記載。”18K 750”の刻印があります。裏蓋構造はこうなっています。
この大きな金属のスペーサーで18K時計の重量感をアップさせていますね(;^_^A。先ずは、竜頭を抜いて。
竜頭の裏側チェック。竜頭パイプもチェックします。左には刻印があります。
竜頭を抜いてもムーブメントは出てきません。もう一度閉じて職人さん回しです。オリジナルの箱で届きましたが、中には。
このムーブメントの回路が入ってました。以前に回路不良を起こしたようです。なんでもこのムーブメントは回路不良が多いらしいです。