時計の修理受付例/Cartier

Cartier 91

Cartier腕時計修理です。表は綺麗ですが。

裏蓋を見れば保護シールの下がまだらになっているのが分かります。こちら裏蓋記載。

まずはベルトを外しますが・・ネジ留めの様です。反対から見ればこの状態。

ネジの中にネジがあります。この構成で留まっていました。

いわゆるセンターラグタイプですが頑丈な作りですね・・。さてベルトは外して裏蓋を開けます。

裏蓋の裏側には電池のサイズが記載されています。

これがムーブメント。

ムーブメントを取り出した抜け殻です。これが取り出した文字盤&ムーブメント。

パッキンを外してシリコン塗布します。保護シールを剥がしますが。

メッキまで一緒に剥がれます。こうなるという事、イコール裏蓋やケースの随所に小さなメッキ剥がれが起こっています。腕時計を触っていると小さな金色の粉が指に付きます。尾錠も外して洗浄します。

ケースは洗浄して。綺麗になりましたが、触るとまだ金色の粉が手に付きます。

裏蓋を洗浄して一見綺麗に見えます。でも洗浄しているのに金色の粉が手に付きます。これはケースの再メッキをするしかありません。

でなければOHをしてもメッキの剥がれた粉がムーブメントに落ちては、OHされた機械でも止まってしまいます。

こいう記事を読んでケースのメッキのみの依頼があります。

ケースメッキと言うのは職人さんの方で、その後行うOHに影響がある場合のみ行います。OH無しで”メッキのみ”これは受け付けてくれません。

針は湿気た跡が見えますが、このれは拭き取れば綺麗になります。針は触れない場合が殆どですが。尾錠やネジ類の洗浄は完了。

まだ表面に金色の粉が浮いているのが分かります。

再メッキとOHが終わって戻ってきました。

表も綺麗になって気持ち良いですね。ハイ、電池交換&OHと再メッキ完了です。

「修理受付例」電池交換では不動」 「ベルト修理」 「電池交換」