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時計の修理受付例/CYMA手巻き時計OH

CYMA手巻き時計

CYMA手巻き時計の”OH・竜頭交換・風防交換”の依頼です。アンティークなデザインですねぇ。それに古い割にはきれいな状態。

ベルトは伸縮エバーが付いてますが、これは既製品。でもこういう腕時計にはピッタシ合いますね。裏蓋には文字の記載はなく。

これがムーブメント。添付は一応動きます。

良く見ると”チラネジテンプ”。このチラネジはテンプの片振りを修正する為のものですが、新しい手巻き時計になってくるとこの機能は無くなって来ました。

言い換えれば、この機能がなければ歩度調整が出来ない時代のテンプといった考え方も出来ます、さぁ、精度が出れば良いのですが。歯車にもCYMAの文字が見えます。そしてサビも。

裏蓋の裏側には”14K”の記載。オニキス竜頭です、ってこれはおかしい。この時代にオニキス竜頭なんて無かったでしょう、仮に取り付けてあるようですが・・・クォーツの竜頭が良く合ったものだ(;^_^A

竜頭パイプもチェックします。ガラスとベゼルを外します。

風防は押せば簡単に外れます。これが取り出した文字盤&ムーブメント。良く”ついでに文字盤のシミを拭いてください”といった依頼がありますが、これは不可です。拭くと必ず塗装が剥がれてきますから危険。

抜け殻ですね。ベゼルはバフ掛けしてピッカピカ!

如何ですか?裏蓋の裏側も。

ピッカピカ!表は写真ではキズが強調されますが、実物はもっときれいです。

ケース洗浄で竜頭パイプもピッカピカ!金属のシミまでは取れなかったです。

ケース裏側もきれいになりました。風防は交換ですから触らなくても良いのですが、この程度のキズが何処まで落ちるのかやって見ましょう。

”サンエーパール”で磨いて”アモール”で仕上げ。結構きれいにはなるものなのですが交換依頼ですから(-o- )/ ⌒-~ ポイ!

さて、この状態で職人さん回し。OHされて戻って来ました、元がかなりくすんでましたからピッカピカ!とまでは行かないですがかなりツヤが出ました。もちろん精度も。

快調な動きのチラネジテンプ。竜頭と風防も交換されました。

ハイ、OHの完了です。

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