時計の修理受付例/GRAND TWIN QUARTZ 9943-8000

2012年6月7日お預かりのGRAND TWIN QUARTZ 9943-8000分解修理です。

CASIOの箱で到着でしたが中身はセイコー。メーカーでは交換パーツが無いという事で断られたとか。メーカーとしては「精度」「防水機能」「耐久性」等、保証が出来る状態に出来なければ受付する訳にはいかない。

ステンレス無垢バンドに三つ折れバックル。

ラグ部のバネ棒がバラバラに。ラグ部の汚れもチェックします。

電池蓋パッキンは硬化して外れません。パリパリ状態ですか。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースとの接触面は汚れがビッシリ。

ケースの内側もチェックします。

竜頭が通る凹みも綺麗になりました。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これがムーブメントで。

電池格納部をチェックします。中央の輪列部分に緑色のサビが浮いております。これも錆びた部分や歯車の交換パーツが無いとメーカーは受付出来ないでしょう。勿論、こちらではなるべくパーツは交換しないで修理します。

裏蓋の内側もチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

この写真ピンボケですがケースを振っておりますからピンボケ。振るとカタカタ音がします。つまりガラスが動いて隙間だらけ、このままでは防水機能は「0」。洗浄によって硬化したパッキンが流れ出てしまいました。もちろん純正パーツも既製パーツもありません。
対応は固まったら弾力が出る接着剤流し込みで対応ですか。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

外したパーツを戻していき。

ムーブメントを収めます。

電池蓋パッキンは除去して。

パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。このパッキンは既製ですがメーカーでは純正が無いいじょうは受付不可ですか。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス&分解修理完了です。

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