時計の修理受付例/TAG HEUER S99.006M
TAG HEUER S99.006M電池交換でお預かりでしたが電池交換後の冷え込んだ日に止まってしまいましたのでOHです。回転ベゼルにフラットガラス。
数ヶ月前にベルトの修理をしたところでしたが、今度は電池切れでした。裏蓋はスクリューバック。
裏蓋を回すと汚れが出てきました。これがムーブメント。
これだけ汚れが出れば危険ですね。竜頭のパッキンもチェックしますが見えない?
巻芯が完全に錆びていますね・・・竜頭パイプもチェックします。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。文字盤上には小さな錆びた粉が。
プラスチックのスペーサーにまでサビが付いています。パッキンも半分溶けてしまって形がありません。
パッキンを外すとさらに汚れが出てきます。竜頭パイプの裏側までサビが付いています。
何度かメーカーで電池交換されていますね。竜頭の洗浄は完了。
ツヤも出て綺麗に。巻芯のサビもポロポロ落ちない程度には綺麗になりました。
ケースも綺麗になりましたね。竜頭パイプもここまで綺麗になりました。
ケース裏側のサビも落としましたのでムーブメントに落ちる事はないでしょう。ムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
ホイヤーの竜頭パッキンも交換しておきましょう。ハイ、電池交換完了ですが3日後に止まりました。やはりここまで錆びた腕時計を開けるとどうしてもサビがムーブメントに回って止まりましたね。