時計の修理受付例/IWC手巻き分解掃除
IWC手巻きの分解掃除です。薄型ムーブメントで風防ガラス。
裏蓋は”はめ込みタイプ”オリジナルバックルですが、かなり錆びています。
バネ棒も外れませんしメッシュバンドの汚れが。さぁ、何処まで落とせるかですね。こちらのラグ部も。
裏蓋も錆びていますが内部は大丈夫?裏蓋の裏側まで錆が回っています。
ムーブメントは錆びて、いないですが周辺部はかなりの錆、これも落として行きましょう。ムーブメントを留めたネジが錆びています。
先ずは、竜頭を抜いて。竜頭の裏側をチェックします。
竜頭パイプもチェックします。ムーブメントを留めるネジが錆びていますが、これくらいは落ちるでしょう。
テンプも綺麗ですね。でも全体的には全くツヤ無し。
ではムーブメントを取り出すためにガラスを外します。ベゼルの内側も錆びています。
表側も、さぁ掃除して行きましょう。取り出した文字盤&ムーブメント。
これで大胆に掃除が出来ます。ケースの表側の状態。
裏蓋の状態。兎に角は洗浄しましたが。
イマイチ綺麗に落ちません。メッシュバンドの編み目に入った錆がヒツコイ訳です。これは、もうある程度、錆を削り落として何度か洗浄するしか有りません。
竜頭は一回で綺麗に。裏側もこれくらいが限界でしょう。
裏蓋をバフ掛け。洗浄で錆も綺麗に落ちました。
ベゼルもバフ掛け。裏側もこれが限界、黒いのはステンレスが錆びて凸凹になっている為です。兎に角は錆が落ちないようになればOK。
何度か洗い直してここまで綺麗になりました。裏側もここまで綺麗に。
メッシュバンドも目立つ錆は無くなりました。バックルも綺麗にして。
表側も。竜頭パイプもこれが限界。
裏蓋もバンドも綺麗になって。ムーブメントもピッカピカ!OHでも分解された各パーツをムーブメント用の特殊洗浄機で、洗ったムーブはツヤが違います。
外観も綺麗になって完成です。バンドの汚れも綺麗に落ちました。