時計の修理受付例/KING SEIKO 5626-7000自動巻

KING SEIKO 自動巻OHでのお預かり。

2本届いたうちの1本。

ガラスとガラス周辺のリングの汚れが目立ちますね・・・ベルトはかなり伸びていることが分かります。

微調整位置から外します。まずはバックルの裏側チェック。

おや”LAMP”のバンドだったのですね・・オリジナルでは無い。って事は弓環のカーブをここまで合わせているのは中々のもの。

メダリオンがキラリ!の裏蓋ですが裏蓋では無く、ワンピースケース。

お馴染み”KS”マーク。ケーズデンキではありません(;^_^A。

ベルトを外してラグ部のチェック。反対側も。

ベルトの取付部(弓環の裏側)は、汚れが溜まりやすい。バネ棒も当時のものですね・・・

弓環も外して洗浄します。

まずはガラス押さえのリングを外します。

内側もチェックします。ガラスの台座リングがへばりついていますね・・・剥がすように取り外し。

これでガラスが外れました。

裏側にはパッキンが見えます。ここまで外す積もりは無かったのですが洗浄で外れました。

パッキンを外して洗浄すればピッカピカ!こちらガラスの接着側ですが白く残っているのが接着剤。

ガラス側にも残っていますね・・・

これが1枚目の写真で見えていたガラス周辺の汚れ。洗浄しても隠れた部分は残っています。言い換えればガラスまで外して洗浄しないと完璧には汚れが落ちない訳です。

竜頭の裏側もチェックします。キャリバーと”Hi-Beat”の文字がキラリ。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

これがムーブメント。

角度をかえて。

こちら抜け殻ですね。竜頭パイプもチェックします。

洗浄しましたがこれが限界。

竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。

ムーブメント以外でも、これだけのパーツで出来上がっていますから凝った作りです。

それぞれがピッカピカ!になりました。裏側もここまで綺麗に。

綺麗になったところで職人さん送りになります。ちなみに普通にOHで出してもここまでケースや竜頭を洗っては貰えませんか。
って事は・・・自動巻には電池交換は無い訳で・・メンテナンスのみのサービスが合っても良いかも?でもOH後の腕時計が送られて来たら厄介でもありまね・・(v_v)
職人さんから約3週間で戻ってきましたが、何やらパーツが多く交換されていますね・・・

戻って来た腕時計にバンドを取り付けて電池交換メンテナンス完了です。

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