時計の修理受付例/LEOPARD 自動巻
2013.8.1お預かりのLEOPARD 自動巻分解修理です。竜頭が紛失されており取付もご依頼です。もちろん純正品どうこうを言われたら、断るしかない受付であります。
けっこうコテコテですから洗浄のみでも値打ちがあります。
言い換えれば、普通に分解修理で出しても洗浄はしませんから。
ラグ部の汚れをチェックして。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
こちらテンプ側。
竜頭パイプの汚れもチェックして。
スペーサーの取り外し。
ムーブメント取り出しが巻芯と竜頭パイプがサビで、固着して抜けません。
このまま修理センターへ送れば、これだけでも2〜3.000円は余分に掛かります。
何とか外せましたが、この巻芯はもう使えないでしょう。
文字盤のシミが気になりますが、こういうのは文字盤交換かリダンしか方法がありません。
巻芯は抜いて修理センターへ送ります。
ベゼル・カバーを外してガラスを取り外し。
ガラス縁のパッキンがひび割れて使い物になりませんが、おそらく修理センターで交換するでしょう。もちろん、これも純正とか言われたら返却するしかありませんから代用品。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。ガラスも洗浄して綺麗になりました。
ガラスの傷が気になりますが、交換となると7〜8.000円は掛かるか?今回はご依頼にありませんが。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。巻芯は添えておかないと交換品を探すのに苦労する事になります。
外したパーツをテープで留めて、修理センターさんんへ託します。
ガラス縁パッキン・巻芯は交換されて。竜頭も巻きやすい大きな物を付けて貰いました。