時計の修理受付例/LONGINES L645.1-OH&ケースメッキ
LONGINES L645.1分解掃除&ケースメッキです。8本のうちの1本。
裏蓋は”はめ込みタイプ”でシンプル。フラットガラスですがケースの側面にメッキの剥がれがあります。
ケース裏側にも達しています。ラグ部も剥がれが・・・と触っていると何時の間にやら手の平がキラキラ?
かなりメッキが弱っています。ラグ部もベルトが擦れた所が剥がれています。
部分的に銀色になっていますが、これも剥がれ。触っただけで見る見る剥がれて行きます。
これがムーブメント。綺麗ですねぇ〜!でもテンプの横にも剥がれたメッキが。やはり内部も同じ状況でした。これはOHしてもメッキをし直さなければ、こういった剥がれた物がテンプに絡んでは意味がありません。
ケース内側も、かなりやばい。普段はあまりケースの再メッキは、こちらからお勧めする事はありませんが、これは最低限必要な作業でしょう。しかし、こうもメッキが脆い腕時計も珍しい。ハイ、再メッキ完了。
綺麗ですねぇ〜!OHでも分解された各パーツをムーブメント用の特殊洗浄機で、洗ったムーブはツヤが違います。
これで完了です。もう1本修理で預かっていましたが、セール中のどたばたで写真が僅かですから、ついでの紹介です。エコドライブのワンピースケース。これが針がピクピクして動きません。ショックで歯車が欠けたか、二次電池不良。
結局は二次電池の交換とOH、このプラスチックパッキンがダメになっていました。これが二次電池ですが、シチズンの二次電池は、まだ入手出来ますが、カシオは外部に出さないので入手出来ないのですねぇ。