時計の修理受付例/LONGINES 960.2ロンジン
LONGINES 960.2ロンジン電池交換で受付ですが電池交換&注油でも動かず。OHの依頼となりましたが。
裏蓋は”はめ込みタイプ”。
裏蓋の裏側をチェックします。
これがムーブメント。
ムーブメント拡大。
文字盤の中央辺りにホコリが目立ちますね・・何故こんな所にまでホコリが入るのか?
竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
文字盤の汚れも落として綺麗に。ただ表面だけでムーブメントの中はOHするしかありません。
ケースも洗浄で綺麗になりました。
綺麗になったケースにムーブメントをもどして電池格納部をチェックします。
尾錠も洗って取り付けましたが、先にも触れた電池交換でも動かず。
また注油でも動かず。結局は文字盤にあれだけのホコリが付く、くらいですから湿気やホコリが入ってムーブメントにまで回っているのでしょう。
OHするしかありませんがロンジンを外注しますから値段もそこそこ。
そこで職人さんに予算が無いことを相談すると「MIYOTAムーブに交換」って方法もあると。これでも1万円〜1万5000円は請求されますが、どれだけはめ込むのに手間が掛かるかですね。
3週間で戻ってきましたムーブメント交換。
ハイ、MIYOTAムーブメントになりました。
これが元のムーブメント。
この修理ムーブメントがMIYOTAになるって事ですが。「外見はロンジンだから問題なし」「中身が変わればロンジンでは無い」。両方の意見があると思いますが、それは価値観ですからお客様次第ですね。