時計の修理受付例/MARINA MILITARE 自動巻
2013.7.1お預かりのMARINA MILITARE 自動巻分解修理のご依頼です。
「遅れる」というご依頼でしたから断ろうか迷っておりましたが。
というのも、過去にもこういう時計で修理後に「日差の精度云々」という
クレームが入って困った事があり。関わりたくないのが本音です。
そこで「ご希望の日差には修正できないと思います」とお断りしたのですが。
「時々、止まるので止まらないように」と、言う事でしたから送って頂きました。
竜頭はプロテクターでガードされた構造。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭を外すにはプロテクターも外します。このネジ、傷が目立ちますから一度修理されているのか。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プロテクターも洗浄して綺麗になりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
バンドを取り付けメンテナンス完了で修理センターへ送ります。