時計の修理受付例/Raymond Weil Amadeus

2012年10月27日お預かりのRaymond Weil Amadeus分解修理でご依頼です。中古で購入間無しですが「OH歴」が分からないのでご依頼です。そしてついでにムーブメントを見たいというご希望と。情報によると「リアルナンバーについてですが、WEBのHPでは先頭アルファベット1文字+数字5ケタOR6ケタ」とあるので確認して欲しいというご希望。

ジュラルミンのケースで到着、このケース保管には加重にも耐えられそうですが衝撃という意味では送付には向かないかも?

このバックルは始めてみるタイプ。なかなか凝った作りです。

なるほど・・バックルはこう構造になっていたのか。

ラグ部はネジピンですがネジ足が長いピンで留まっております。さてシリアルですが裏蓋には無く。となるとブレスを外したラグ部かと見ても無し。

裏蓋にある数字は「7703」これのみ。

裏蓋ネジも洗浄します。

これがムーブメントですが全体的に湿気た跡がみえくすんでおりますが精度に影響が出るレベルでは無い。

こちらテンプ側からですがやはりシリアルは無し。写真の左端の文字は数字ではなく。テンプの横に「7750」という器械番号があるのみ。シリアルがそれ以上、パーツを外さないと見えない所に書いてある訳はなし。

強いていえば裏蓋の裏側はあり得ますが、何も無し。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプの洗浄後の写真を忘れておりますが。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

ケースの打ちキズが目立ちますので少し研磨。

パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

ネジもラグ部ネジも洗浄して綺麗になったところで。組み立てて職人さんに託します。

戻って来ました。くすみも取れて。

こちらテンプ側。結局シリアルは分からず仕舞いでしたが。

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。今回の分解修理は交換部品も無く40.000円くらいですか。

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