時計の修理受付例/SUCUBA SOLOR 5K25-0A10
SUCUBA SOLOR 5K25-0A10バックル修理です。
2本届いたうちの1本。
回転ベゼルに、ねじ込み竜頭はダイバー仕様。裏蓋もちろんスクリューバック。
こちら裏蓋記載。
かしめてあるピンが抜けたという事ですが、本来は抜けない事が前提のピンですから修理は不可。よってバックルごと交換になります。
ところがメーカーの在庫期間を経過している為に、パーツは廃棄されて無いという事です。これは何とか修理するしかありませんが、完璧な修理は無理です。
こういった修理は小さな金属細工が趣味などの方の方が確実に直す腕をお持ちですが、専門で無い限りは受けてもくれいでしょう。
ついでにメンテナンスもやっておきます。
これがムーブメント。
竜頭の裏側もチェックします。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
竜頭パイプもチェックして。目盛リングも外せました。
竜頭パイプは、ここまでは綺麗になりました。
バックルの裏側もチェックします。
バックルが少し浮いていますが、これは折りたたむ部分のカーブが違っていますね。
ダブルロックの押さえを取り付けないといけません。
かしめて留める既製ピンを入れてみましょう。
交換パーツがあれば、ここから(○印)バネ棒を外すのみで交換出来るのですが。少しピンが細いのでダブルロックの押さえが抜けます。そこでワッシャを入れます。
こんな感じになりましたが発送。ところがたった1日の使用で外れたと戻ってきました(;^_^A
今度はセンターラグ用ピンの細い物を注文して入れてみました。これなら頭も大きくてネジ留めですから強度はあります。ただし専用パーツではありませんから耐久性の保証はなし。
ハイ、何とかバックル修理完了です。こういった本来は修理受付しない箇所は断られる事が多いのですが。純正品が無い場合、こうやって手間が掛かる場合が殆ど。この修理もこうやって受付例となるので受けましたが店では断っている修理ではあります。(;^_^A
やはり、こういった修理は鉄道模型など、金属を切ったり付けたりが出来る手先を持った人の方が綺麗に直してくれるかも?