時計の修理受付例/TAG HEUER WG1112-0 かしめ修理
2011年6月23日お預かりのTAG HEUER WG1112-0 かしめ修理です。
外れているのは一箇所です。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
外れているのは一箇所でも緩んだ箇所は多数。
殆どで緩んでおりますから、すべてかしめます。
全コマといっても過言では無い。
微調整部分の位置をチェックしておきましょう。バックルのバネ棒が壊れておりました。
コマの隙間には汚れがあります。これを綺麗にしないと後で接着剤補強が出来ない。
ピンが摩耗しておりますから締まりきるかどうか。
かしめ修理だけでも締まりましたがピンが摩耗しておりましたので直に緩んで来るでしょう。
そこで接着剤補強するしかありません。コマとピンが動く切っ掛けがなければ緩みにくい。
接着剤補強完了ですが分かりますか?
コマとコマのつなぎめに水滴が付いた感じになっているのが接着剤補強。
かしめ修理が終わったところでベルトを取り付け完了です。今回は「かしめ修理のみ」だったのでバフ掛けは無し。電池交換メンテナンスもついでならケースもベルトもピッカピカ!になりますがバンドのみ、ピッカピカ!しても変ですからね。