時計の修理受付例/TAG HEUER WG1220-KOベルト修理
2012年4月7日お預かりのTAG HEUER WG1220-KOベルト修理です。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整部分の位置をチェックしておきます。余りコマ同梱。
ブレスの片側は綺麗にコンビですから金銀と順番に。でも剥がれそうな状態になっております。
そして反対側はメッキは吹っ飛び殆どシルバーのベルト状態。
一番左端などは金色部分を無くしてどちらもシルバーにしてバフ掛けでつや出しして見た目は綺麗になります。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
どうも接着剤補強かハンダつけかしてあります。
触るとメッキがポロポロと剥がれ落ちます。基本的にブレスの交換でしょうが35.000円掛かりますし。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンは外して後で交換します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
さて次はベルト。
洗浄で更に剥がれ落ちそうな状態になりました。
ピンセットで触るとポロポロと。
バフ掛けで見事に吹っ飛びました。
片方だけシルバーというのも不格好。
そこでコマを分解します。
ラグ部のコマは特殊ですから同梱の物では取付出来ませんからこちらの手持ちと入替。そしてコンビにするためには同梱の金色コマ追加。もう一つこちらの手持ち1コマ追加で写真の状態。
おかしくはありませんが「別途費用5.000円まで」という事ですから追加が出来ない。というのもコマの調達コストが3.000円くらいですから3コマ追加するとプラス9.000円になります。電池交換メンテナンスと合わせて12.000円では予算オーバー。
そこでひらめいた!外したコマを下取りして「追加コマ5.000円」としましょう。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス&コマの入替完了です。