時計の修理受付例/TYPEU 0903-7030ガラス交換&分解修理

2012年3月23日お預かりのTYPEU 0903-7030ガラス交換&分解修理です。葬儀の後のお預かりでしたが分解修理や古いタイプのガラス交換もあった割には早い出来上がりでした。

4本届いたうちの1本。

ガラス交換もご希望で風防(プラスチック)ですが、内装リングも付いたタイプで職人さんからガラス専門への依頼となるでしょう。

メッシュのスライドバンド付ですが色あせておりますので同梱の革ベルトに交換ご希望。

裏蓋は”はめ込みタイプ”ですが電池蓋が付いたタイプ。

こちらキャリバー。

ラグ部のチェックやパッキンを外して汚れを拭き取ります。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。かなりの浸水の跡もみえ分解修理もご依頼です。

重厚な金属のスペーサーを外して。

耐磁プレートも外します。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

巻芯の状態もチェックしますがサビは無し。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメントですが11時〜1時の青いサビが気になります。かといってこれは拭いて取れるものでも無く。擦ると塗装が落ちますから触らない事がベスト。

ケースの内側もチェックします。

ガラス押さえのベゼルリングを外します。凄いサビですが。

ベゼルリングもご覧の通り。

ガラスも外しますが同じくサビだ抜くのが大変、どうせ交換しますが古いので無い場合もあります。それに洗浄しておかないと職人さんに余分な仕事をさせることになります。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

ガラスもベゼルリングもここまでは綺麗に。

内側には若干、サビが残りますが完璧は無理でしょう。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

スペーサーも洗浄して綺麗になったところで。

ケースに戻します。サビが取れて乗せたらスポッ!と入ります。

電池蓋パッキンのチェックですが硬化して使い物にならない。交換しようと思いますがこれから分解修理&ガラス交換。ガラスは見つからなかった、OHでは動かないとなるとパッキンが無駄になりますから修理の上がりを待ちます。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

バンドやバネ棒も洗浄して綺麗になりました。

ベルトを取り付け電池交換メ・・・・そうだバンドは同梱の革ベルトに交換でした(;^_^A

今回は葬儀があったりでなかなか職人さんの所へ行けず預かりが長くなりましたが。ガラスもあったようで綺麗になり出来上がったところで。

電池蓋パッキンの交換。

大きな蓋のパッキンも交換して。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

写真の様にガラスの内側に金属のリングがあるタイプで普通に注文して入荷するようなパーツではありません。

パッキン交換してベルトを取り付け電池交換メンテナンス&ガラス交換&分解修理完了です。

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