時計の修理受付例/TYPEU-4623-6000ガラス交換
TYPEU-4623-6000のガラス交換です。3つのうちの一つ。
ガラスでもプラスチックの風防です。電池フタはありますが電池交換ではないので大きい裏蓋を開けます。
これがキャリバー。ここから開けます。このフタはプレス器が無いと閉まりませんからプレス器の無い方は興味本位で開けないで下さい。
これがムーブメント、クォーツでもアンティークなムーブですね。
まったくツヤ無し、動いているのが不思議ですが時計は動いていますから今回はガラス交換のみです。この頃クォーツは腫れ物に触る様な感覚でしたが、今思うとこの頃のクォーツムーブメントは滅茶丈夫。裏蓋を裏側からみるとこうなります。
竜頭を抜いて。裏側チェック。
竜頭パイプもチェックします。文字盤を取り出します。クォーツマークがわざわざアップライトに取り付けられて居たのですね・・・。
まずは竜頭を綺麗にして。ガラスのベゼルを外します。
これでガラスが外れるはずが、ピッタシくっついてます。引っ張って何とか外れました。
ケースの汚れが目立ちます。パーツを外して行きます。
このパーツ、黒いですからパッキンに見えますが。金属のリングです。
この黒いのはパッキンではなく、汚れです(;^_^A。裏側も汚れています。
この汚れは洗浄機で洗うのみでは落ちないでしょう、鋭利な工具で削り落とします。これは交換しますからこのまま廃棄。
ハイ、ケースはピッカピカ!裏側もピッカピカです。
竜頭パイプもピッカピカ!ベゼルもバフ掛け。
洗浄でピッカピカ!裏蓋もバフ掛け。
ハイ、綺麗になりました。時計がアンティークだけに、パーツの袋もアンティーク。
ムーブメントを戻します。ケースが綺麗になるとムーブメントのツヤが無いのが目立ちます。ベルトの幅が合っていませんと言うことなのでついでに合わせておきましょう。
これはフィット管を入れるのみ。ハイ、ガラスを入れて完成。やはり黒い文字盤はキズが目立ちますが綺麗なガラスを入れると際立ちますね。