時計の修理受付例/SEIKO QZ 0923-8050 ガラス交換

2014.7.12お預かりのSEIKO QZ 0923-8050 ガラス交換です。
オールド・クォーツですから諸事情をご理解と判断できる方のみ受付しております。
普通に申し込まれてもお断りメールが行きますからご了承ください。

この曇りはキズではなく曇り。でも大きなキズもあり交換をご依頼です。

ステンレス無垢バンドにスライドバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。ラグ部

この時代のスライドバンドは密度が凄い。

ラグ部の汚れもチェックして。

裏蓋の裏側もチェックします。

裏蓋のサビもチェックします。

これがムーブメントで。

電池格納部をチェクします。先に動くのかどうかのチェックが必要。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

裏蓋パッキンは硬化して使い物になりません。

金属の重厚なスペーサーも外して。錆びておりますね・・・。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。文字盤が浮いており修正もご依頼です。
交換では無く修正ででご依頼して頂ける辺りは受け付けた理由の一つ。
この文字盤を「交換希望」とかで申し込まれるかたは、修理現場の現状を把握頂くのが難しく断る事にしております。言い換えればオールド・クォーツの受付はサイトを読み込んで居る方でないとほぼ不可能となるでしょう。

ケースの内側もチェックします。

サビを削っていたらいたら粉だらけに。

電池蓋のパッキン限界を超えております。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

電池蓋は修理センターさんに任せます。修理で送れば500円程度で装着してくれますがパッキンのみは受け付けて貰えません。

ガラスの曇は取れてスッキリですが現物は目立つ大きなキズが数カ所。そこで交換もご依頼です。

裏蓋を閉めて修理センターさんに託します。

最初は「ガラス交換・電池蓋パッキン」で10.000円くらいの見積もりでしたが完了後のランニングテストで止まりの症状が出て。「要・分解修理」も追加となりました。
この程度の事は想定内でご理解ある方で無いと受付自体が無理となります。
勿論、分解修理後に回路不良が起こればお手上げですが。

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