時計の修理受付例/ROLEX OYSTER 手巻き

2016.1.6お預かりのROLEX OYSTER 手巻き洗浄でご依頼です。

竜頭の動きをチェックしますが軽い。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

記載というか何も書いてありません。

竜頭の動きが軽いですが、竜頭パイプから抜けている。

グラグラしておりますから巻芯のみで竜頭パイプと竜頭が持っている。

スクリューバックを回すとパッキンがはみ出て来ましたので、かなりの劣化が予想されます。

裏蓋の裏側もチェックします。

裏蓋記載のみならず過去にメンテナンスに関わったかたのサインが刻まれております。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。ゼンマイを巻けば動作致しますが精度のほどは?

竜頭パイプに竜頭がねじ込まれたまま。

外せるのかが問題で、外れない場合は交換パーツは無いですから厄介。

上手く外す事が出来ました。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。というかパイプは抜けておりますが。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。サビが目立ちますが内部にまでは及んでいない。

洗浄の前に錆を削り落とし。といってもステンレスへの浸食が激しく
あまり綺麗にしようとすれば凸凹になってしまいそう。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

写真は竜頭パイプを乗せただけの写真で固定されておりません。

竜頭パイプ側はネジが切ってあり。

先の洗浄後の写真ですがケース側にはネジが切ってない。

接着剤で固定では、竜頭をねじ込めばテコの原理で引き抜く格好になるでしょう。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して竜頭は収めますが固定されていない。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

さて肝心の時計ですが翌日には8分の遅れ。また姿勢差で15分くらい遅れますが
年代から言えばこのようなものか。分解修理で精度が出るのか。
竜頭パイプ共々、修理センターさんに託します。

「修理受付例」電池交換では不動」 「ベルト修理」 「電池交換」