時計の修理受付例/SEIKO Quartz 3802-7020 不動
2014.1.20お預かりの「SEIKO Quartz 3802-7020」電池交換メンテナンスです。
「オールド・クォーツ」ですから、ご依頼はご注意ください。
ブレス等の洗浄もご希望ですから、最悪動かなくてもお預かりの意味はあるでしょう。


ステンレス無垢バンドに三つ折れバックル。


微調整位置をチェックします。


裏蓋はスクリューバックリングで固定タイプで裏蓋記載。


電池はLR44が代用されております。


電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認ですが動きます。問題は分解していてどうなるかですが、スクリューバック・リングを外せば凄い錆。こういう状態は汗ではなく水に浸かっていたくらいのレベル。


裏蓋を開けただけで錆びた粉が机に散ります。

ムーブメントは綺麗ですが。

金属のスペーサーがサビの塊になっている。

パッキンがへばりついて外れません。

電池格納部に錆びた粉が入りますが、分解修理するしかないでしょう。


これがスペーサーですが、ここまで錆びるとムーブメント内部もかなりの湿気で錆びているでしょう。

スペーサーを外します。


竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。


竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

スペーサーのサビを削り落とします。

ケースの内側もチェックして。

ケースの内側のサビを掃除するとこの状態に。

電池蓋パッキンは当然硬化してパリパリ。

ブレスの汚れが凄く2・3回の洗浄し直しではコンプレッサーで噴くと汚れが飛び散ります。


ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。


スペーサーも洗浄して綺麗になりました。


裏蓋も洗浄して綺麗に。

スペーサーを戻します。


全体的にツヤが出て綺麗になったところで。電池ふたパッキンは交換。


ブレスは10回洗浄し直して綺麗になりました。

バンドを取り付けメンテナンス完了で、あとは修理センターさんに託します。
ですが結果「分解修理・不可」で返却されてきました。
分解するについてムーブメントを固定しているネジの頭が錆びた箇所が多く。
回せばネジの頭だけが折れて、組み立てできない状態であると。
分解修理をすれば動くのは分かっていても、ムーブメントを組み立てていくのに
ネジの固定出来なければクォーツの精度は出ないということでした。
形見ということですが綺麗にしましたし、このまま保存するにも意味はあるでしょう。
今回、不動ですが「洗浄のみで3.000円」です。
オールド・クォーツをご依頼する場合は覚悟の上ご依頼ください。


