時計の修理受付例/TAG HEUER S95.806
2015.1.31お預かりのTAG HEUER S95.806電池交換メンテナンスです。
最近までは動いていたがガラス内が曇るようになって止まったと。
この内容から浸水によるサビが充満。
ですがサビが浮き始めていなければ乾燥で動き出すことも。
回転ベゼルにネジ込み竜頭はダイバー仕様。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ブレスの汚れもチェックして。
ラグ部の汚れもチェックします。
ガラス内(文字盤上)に目立つ水滴が。という事ですが綺麗なもの。
裏蓋の裏側もチェックしますが、水滴だけでは無く。粘着質のような液体か?
でも触った感じでは、それを感じない。
このシミですが指で擦っても拭き取れない。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大ですがサビは見られません。
電池格納部をチェクします。
端子の下には大きいな水滴がついており。これでは歯車が全て水滴で吸い付いた感じか。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
強制運針器で回してみるとグルグルまわりますので錆び付いてはいない。
1時間おきに回して固着を防ぎますが、結局は一昼夜置けば
ピクピクするのみで不動に。分解修理かムーブメント交換になるでしょう。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
不動ですから電池は入れずに修理センターさんに託します。
裏蓋の裏側ですが洗浄してもシミが消えません。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
バンドも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付けメンテナンス完了で修理センターさんに見積もりに出します。
数日後「ムーブメント交換」で対応頂きましたが。
この竜頭から浸水があるらしく「竜頭交換も必須」という事で「修理進行指示」。
2015.2.13修理からあがってきまして「ムーブメント交換」「竜頭交換」完了となりました。