時計の電池交換/CORUM Admiralcup

2014.2.12お預かりのCORUM Admiralcup電池交換メンテナンスです。
CORUM Admiralcupは「過去に失敗例があり」お断りしましたが「再了承」を
得てのお預かりになります。

紹介例の様に「ガラスが外れる前」は無いかチェックしまが、洗浄してみたと分かりません。

文字盤の変色が目立ちますが何故?

ステンレス無垢バンドに両開きバックル。

裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。

ネジも洗浄します。

裏蓋の裏側もチェックして。パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。ガラスが外れるのが怖いので一度きりの洗浄。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

裏蓋も洗浄して綺麗になったところで。パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。ところが「針回しが固い」
時間を合わせで竜頭を引いて回しますが固い。無理に回すとギアの刃先が欠けますから
ゆっくり回していると、空回りします。
竜頭を引き直せば回りますが、直ぐに空回り。
歯車の刃先が摩耗して滑っております。これは歯車の交換しか修復は不可ですが
当然、分解修理が必要です。

カレンダーの早送りは出来ますが針が送れませんから 「午前午後合わせが出来ない」。
針を12時間分回している最中に刃先が欠けたら「針回しは不可」(分解するしかなくなる)
午前午後は狂ったままですが、このまま普通に使えば時間を知る分には問題無いでしょう。
キチッと直すには分解修理という判断になります。
このままなら「電池交換&洗浄3.000円」ですがメーカーなら「分解修理しないなら返却ですか」。費用を掛けないなら午前午後・カレンダーは無視して使うのがベスト。

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