時計の電池交換/HERMES K18 Diamonds
2012年4月3日お預かりのHERMES K18 Diamonds電池交換メンテナンスです。18金ですからズッシリ重い。私ら田舎の時計屋にとっては、いったい幾らの腕時計なのだ?というレベル。「18金にダイヤ巻き」つまりはサイト記載している「高額品はご遠慮願います。ネットでのやり取りにはリスクが高すぎます」と書いてある正にその腕時計。一限さんなら断りますが常連の方ですしNC・NRはご理解頂いておられるので預かり。かといってこのクラス物を「ガラスが壊れました。ゴメンサイ」という訳にもいかず、そうなったら何十万は掛かるでしょう。こういった電池交換は何処でも断られるのですが。代金10.000円頂いても何かあれば数十万吹っ飛びますから仕方がないでしょう。
しかも2本ですから(v_v)。こういった腕時計は普通”電池交換のみ”では受けては貰えず「OHもセット」で電池交換の度に10万円レベルでしょうか。
18金無垢バンドに両開きバックル。
バネ棒も18K?
裏蓋は4本ネジで留まっていて右が裏蓋記載。
薄いパッキンですが特殊な物。
これがムーブメントですが普通の汎用ムーブ。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。とさらっと言っても冷や汗タラタラ。でもこのクラスの物で「洗浄でダイヤが外れる」なんてあり得ませんからある意味安心。
金無垢ですからバフ掛けでメッキが吹っ飛ぶ事もあり得ませんし。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
ブレスも端のコマにはダイヤが散りばめてあります。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。こちらは意外に普通に電池交換です。が問題はもう1本の「Chopard」ですか。
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