時計の電池交換/OMEGA Seamaster1438

2014.3.18お預かりのOMEGA Seamaster1438電池交換メンテナンスです。
2012年5月にもお預かりですが「”遅れの症状”が出ており。いつもは3年持つが、2年は早い」と記載されておりましたが、電池交換メンテナンスで電池寿命の改善はされません。

また到着時には時間は合っており(正確には数秒ずれていた)。
再度、秒まで合わせて翌日まで様子見ですがピッタシ合っており。
まだ電池はあるようです。
その状態で「遅れる」という事は何らかの影響で止まったものと思われますが
正常に動いている現状ではわかりませんし電池はありますから返却のメールをしましたが。

「電池交換と分解掃除を宜しく」とあったので修理センターへの準備完了。
ただ「分解掃除」をしても電池寿命は改善されるかどうかは分かりませんから
おそらく「ムーブメント交換」になるので後日、見積もり致しますとメール。

返答は「前回同様の作業」というメールが。
つまりは「分解掃除の意思は無かった」という事になりますから電池交換メンテナンスの作業に掛かります。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

ブレスは外してから、裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

取り外せば電池とネジがポロリ!何処のネジ?これが遅れの原因か?

ムーブメントの回路を固定するネジが外れており。他のネジも確認すれば緩んでおります。

ムーブメント拡大。

ネジは戻してネジは全てチェックして締めておきます。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

「OMEGA一覧」 「ブランド2012迄」 「ブランド2012以降」 「電池交換一覧」