時計の修理受付例/KING QUARTZ 5856-5000

KING QUARTZ 5856-5000

KING QUARTZ 5856-5000分解掃除とガラス交換の依頼です。OHはともかくガラスが見つかるか問題。オークション調達らしいですが外観は綺麗な腕時計。

ベルトはチタンバンドに交換されています。裏蓋”はめ込みタイプ”ですがちょっと普通とは違います。

これが裏蓋記載。既製バンドですからラグ部の幅がピッタシとはいきません。それよりも驚いたのは、このガラスの下(ラグ足)になるあたりですがステンレスに地模様を施してあるモデルなのですが、バフ掛けで消えるくらい磨き込まれています。

ベルトを外して洗浄します。

竜頭には懐かしい”クォーツマーク”。問題はその周辺。この汚れ方は・・・相当なものですね。外観がこれだけ綺麗状態でこの箇所のみが汚れるのは考えられない。

裏蓋の下側を軽く浮かせるとこの状態。

横からみてもこの通り。

相当ハードな使い方。

さて何処まで綺麗に出来るのか?

変形パッキンですが、これはもう交換のしようはありませんから拭くのみ。

パッキンを外すと相当な汚れ。

これが竜頭周りの汚れとして見えていました。

洗浄の前に綿棒で拭き取ります。この状態からガラ箱の底に眠っていた腕時計で、電池交換で動いたので外観だけ磨いて出品の様です。

クォーツはまだ相場が上がらないので落札価格は”数千円”。そうなるとメンテナンスに費用は掛けられないのです。

恐らくこの腕時計、私がメンテナンスして電池交換と送料を請求すれば出品者としては採算が合わないでしょう。まだ、そんな立場のオールドクォーツなんですね・・・。

竜頭の裏側もチェックします。

こちら裏蓋側。

竜頭パイプもチェックして。続きへ

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